アドベントカレンダー日記4日目 SN比の実体験
コロナ禍になってみなさんテレワークとかオンライン講義とかでマイクを使うようになったと思います.
僕もそうで講義で使うかもと思って,なんなら少しわくわくしながら AKG P220 っていうマイクを買ったんです. 最初は audio-technica AT2020 がいいよってネットに書いてあったんでそれがほしかったんですけど, やっぱりこのご時世皆さんも必要だったようで AT2020 はどこも売りきれてて買えず, サウンドハウスで唯一残っていたのが AKG P220 でした.
結果的に P220 にはとても満足したんですが,どうも少しノイズがのっていてそこだけ残念に思ってました. オーディオインターフェイス(IF)が悪いのかなぁとか色々設定を変えてたんですがノイズは消えませんでした. その時の構成はこんな感じです.
P220 にはマイク自体にゲイン変更のスイッチがついていて,0 dB と -20 dB で切り替えられます. これを知った僕は -20 dB にすれば部屋の環境音の影響が小さくなるからと -20 dB にして使っていました.
しかし,よくよく考えるとインターフェイスとコンピュータ間はデジタルの通信なので基本的にノイズは入りません. ということは考えられるのはマイクから入るノイズ,そして "マイクとインターフェイス間のケーブルとインターフェイス内" のノイズだけです.
つまりこうです.
こうノイズがはいるんですね. ここでノイズはどっからやってきてるかは分かりませんがおそらく一定です. なので,音声の信号が小さいとそれに対してノイズの比率が大きくなりSN比が悪くなります..
ということは次のようにすれば,コンピュータに入る信号の大きさは同じのまま,ノイズの比率が減ることになります.数字は適当です.
実際にこれにしてみるとノイズがほぼなくなりました. ただ確かに最初に思っていたように部屋の環境音(PCのファンの音とか)は少し入るようになりましたが,ノイズが減った効用のほうが大きいです. そもそもマイクの音量はコンピュータで変えられるので信号自体はでかければでかい方がいいですね.
これに気がつくまで1年間以上ノイズまみれの構成でやってました. 適当に設定してもノイズは減らないというこです.
ちなみにオンライン講義は基本オンデマンド方式だったのでマイクの出番はなく,マイクは主にゲームのボイチャで働いてくれています.
今日の日記は以上です.ではまた明日